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学科 産業関係学科
年度 2009
ゼミ名 冨田 安信
タイトル 日本における若年教員の離職
内容  日本の公立小中学校教員の労働時間は海外の国々と比較すると長い方であり、一方で、授業準備時間は極めて短い。これは、日本社会が子どもの教育を教員に依存しすぎていることで教員の労働負担が大きくなり、授業に関係のない事務的作業が多いために起こっている。そして、それを原因の一つとする若年教員の離職者は少なからず存在し、また、最近では、正式採用前に離職してしまう教員の数は増加している。若年教員の早期離職の原因として考えられるのが、多忙、指導力不足、職場でのコミュニケーション不足による人間関係の問題である。しかしながら、これは教員に限った問題ではなく、実は一般企業においても同様の問題により早期離職する者が多いというのも事実である。それ故、教員は学校という小さなコミュニティの中だけで若年教員の早期離職に対して解決策を考えるのではなく、企業の事例を取り入れること、地域住民と協力すること、大学が教員養成課程で工夫を凝らすことなど、より広い視野で対策を講じることが必要となってくるのである。そうすることで、若年教員の離職をより減少させていくことができるといえる。
講評 日本の先生が忙しいことが一目瞭然でわかる国際比較データを見つけてきました。
キーワード1 若年教員
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