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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 宇治郷 毅 |
タイトル | 京都市の学校現場における食育―栄養教諭を中心にして― |
内容 | 不健康な食生活、食の外部化、食の安全性等食に関する様々な問題を解決するために、2005年に制定された「食育基本法」や、「食育推進基本計画」に基づき国をあげて食育運動が行われている。2005年から栄養教諭制度が開始され、栄養教諭は従来の学校栄養職員に代わり学校現場での食育の中核として位置づけられた。 京都市には現在174校中、61人の栄養教諭が配置されている。栄養教諭は担任や養護教諭と連携して食育の中核となって、給食時間や教科の時間に指導を行っている。学校によって取り組みに濃淡はあるものの比較的活発に行われていると考えられる。しかし制度面や現場でも課題は残っている。栄養教諭の全校配置、財政、教職員の連携、授業の力量などである。「ごはんをきちんと食べていないと勉強に身が入らない」といわれるように食は全ての基礎になる。食育はいまや学校教育からはずせないものとなった。栄養教諭が配置されている学校はもちろん配置されていない学校でも食育を理解し、取り組むことが重要である。 |
講評 | 食育の学校教育における重要性とその中心である栄養教諭の実態と課題を多くの文献を通じて明らかにしている。そして食育の成果は、教職員全体の理解のみでなく、地域、家庭、大学との連携により達成できるということを、京都市の学校における事例研究を通じて具体的に明らかにした点が評価できる。 |
キーワード1 | 食育 |
キーワード2 | 栄養教諭 |
キーワード3 | 養護教諭 |
キーワード4 | 食育基本法 |
キーワード5 | |
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