詳細
学科 産業関係学科
年度 2009
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 社内行事による人間関係構築と仕事定着の関係性-若年者雇用に焦点を置いて-
内容  本論では、若年者の早期離職対策として、社内行事の有効性と必要性を検証することを目的としている。近年、「七五三離職」と称される現象が示すように、若年者の早期離職が社会的な問題として取り上げられている。その要因の一つとして、人間関係の希薄化が考えられる。しかし本当に、人間関係が新規学卒採用者の早期離職に影響を与えているのかは自明ではない。また、人間関係が良好になることによって仕事定着率が高まるのであれば、人間関係を構築する場として社内行事が有効な手段となり得るのではないかと考えた。そこで本論では、学生アルバイトの実態と意識を調査票調査で明らかにすることを通じて、年齢の差がほとんどない、同じ若年者である新規学卒者に接近することを企図した。この調査およびデータ分析によって、社内行事が人間関係を良好にし、人間関係が良好であることが仕事定着率を引き上げることが実証された。ここで得られた結果は、社内行事が早期離職問題の改善策として有効な手段であることを示唆している。
講評  明確な仮説を独自調査の実施、データ分析を通じて実証できたことは有意義であった。また、若年者にとって社内行事や密接な人間関係は煩わしいものといった固定観念に対して、一石を投じる結果を得たことは興味深い。
キーワード1 早期離職
キーワード2 社内行事
キーワード3 人間関係
キーワード4 仕事定着
キーワード5 若年雇用者
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.