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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 学校の全教育活動に及ぶ組織的・系統的なキャリア教育の実践に関する一考察 ~京都市「生き方探究教育」を例に~ |
内容 | キャリア教育は、若年雇用対策の中核であり、教育改革の理念と方向性を示す教育である。文部科学省は、全教育段階の全ての教育活動でキャリア教育を実践するよう提言している。しかし、「職場体験」や「インターンシップ」などの単発的な実践が広まる一方で、全教育活動に及ぶ組織的・系統的な実践は浸透していない。京都市のキャリア教育である「生き方探究教育」の取り組みから、文部科学省が提示するキャリア教育推進のモデルには、組織的・系統的なキャリア教育の実践を促進する側面と、「子どもをむやみに『夢』に駆り立ててしまうこと」、「具体的に子どものどのような力が育成されたのかがわかりにくいこと」、「キャリア教育自体が子どものキャリア形成を阻害する恐れがあること」といったキャリア教育の課題を浮き彫りにする側面があることがわかった。 |
講評 | 今年の卒論は、全体として、特に優秀でもなく、とくに不可ということもないものが目立った。というのは、それぞれある程度の努力をして、一通りのことは、調べたりしたものの、その地点から一歩前進して、オリジナルな資料に当たったり、実際に体をうごかして調べ照りする面において積極性が不足した。進学しても,就職しても、今後,仕事の中で文章を作成する場面が多々あると思う。自らの考えや主張をきちんと述べるためにも,裏付けとなる根拠を必ず見つけておくよう心がけて欲しい。独創性も結局は日頃からどれだけ幅広い問題意識を持って、世の中を見て行くか、情報に接するかにかかってくる。今後に期待するのみである。 |
キーワード1 | キャリア教育 |
キーワード2 | キャリア形成 |
キーワード3 | 生き方探究教育 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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