詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 一斉授業からの変革 ‐佐藤学の「学び」論と生活科の「学び」を中心に‐ |
内容 | 一斉授業の形態から直接経験学習、協同学習という形態への変革を目指した生活科の「学び」と佐藤学の「学び」論は、ともに、対象・他者・自己と自分との応答的な関係を基本の視点とする。生活科の「気付き」は、この三つの関係のそれぞれに必要なものであり、この「気付き」なしには、深い認識には至らない。また、佐藤の「学び」論の「協同性」を生かせば、対象とのかかわりによって生まれた思考を、他者との協同によって、さらに深めた自己の認識に膨らませることができる。一人の子どもが「学び」を発達させる過程において、まずは、「学び」の導入段階の低学年で豊かな「気付き」を生む学習を行い、そして、その豊かな「気付き」をもとに、中学年・高学年で他者との協同を生かして、深い思考を生み出そうとするのが小学校の教育である。教師は、「気付きと協同性のある学び」を実践して、一人ひとりの「学び」を豊かにしていく責任がある。 |
講評 | 今年の卒論は、全体として、特に優秀でもなく、とくに不可ということもないものが目立った。というのは、それぞれある程度の努力をして、一通りのことは、調べたりしたものの、その地点から一歩前進して、オリジナルな資料に当たったり、実際に体をうごかして調べ照りする面において積極性が不足した。進学しても,就職しても、今後,仕事の中で文章を作成する場面が多々あると思う。自らの考えや主張をきちんと述べるためにも,裏付けとなる根拠を必ず見つけておくよう心がけて欲しい。独創性も結局は日頃からどれだけ幅広い問題意識を持って、世の中を見て行くか、情報に接するかにかかってくる。今後に期待するのみである。 |
キーワード1 | 学び |
キーワード2 | 一斉授業 |
キーワード3 | 佐藤学 |
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