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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 山田 礼子 |
タイトル | 女子大学の存在意義~在学生の調査から分かること~ |
内容 | 少子化が叫ばれているなかで、わが国の高等教育機関への進学率は77.6%を占めるまでになった。大学進学率は50%を超えており、大学進学者の総学生数に占める女子学生の比率は41.7%にものぼった。性別に関わらず誰もが高等教育にアクセスできる環境になった近年、日本の高等教育が求められる役割は多様化してきている。 高等教育には様々な分野があるが本論文では、女子が高等教育段階に進学することが一般的になったといえる今日になぜ女子大学は存在し続けるのか、という問題意識をもとにしている。そのため、まず女子大学の成り立ちを先行研究で示し、次に質問紙調査の結果を示した。女子大学であることのメリットを直に被ることができる女子大学の在学生を対象に、2009年11~12月に「女子大学生の生活と意識に関する調査」を行った。分析に関してはリーダーシップと入学動機についての結果をおもに検証していくこととする。 |
講評 | 本年度の卒業論文を最終的に執筆した学生は11人であり、全員が20000字を選択した。 私のゼミは、研究方法として質問紙、インタビューなど実証的な手法を用いて卒論を執筆するということを基本的に義務付けている。そういう意味では、データを取り、何らかの仮説を立て、それを検証するということが必要になる。もちろん、文献による先行研究の検討も十分に行わなければならない。私のゼミの学生は3年次に日本学生政策フォーラムという全国的な学生によるフォーラムでの論文発表とプレゼンテーションが恒例の行事となっているため、3年次にはグループでこのフォーラムへの準備に膨大な時間をかけることになる。フォーラムが終了するのが12月であり、各個人の卒論準備はそれからになるので、文献だけでなく、調査等を実施し、その結果にもとづき卒論を執筆していくには時間が短いかもしれない。しかし、3年次に論文を20000字以上執筆したという経験は卒論執筆に十分役に立つと考えている。 最終的に多くのゼミ生が自分で設定した課題に取り組み、卒業論文を書き終えたことは評価したい。しかし、今年度は多少昨年の論文執筆の経験を生かしきれていない状況が散見された。初年次生ではないので、ある程度は自律的に課題を立てて、自分で時間設定をしながら、研究を進めていくことが求められるが、それが徹底できていなかったことが残念であった。 |
キーワード1 | 女子大学 |
キーワード2 | 男女参画共同社会 |
キーワード3 | リーダーシップ |
キーワード4 | 入学動機 |
キーワード5 | |
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