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学科 メディア学科
年度 2009
ゼミ名 青木 貞茂
タイトル UNIQLOCKにみるグローバル・ブランディングに成功したウェブ広告の研究
内容 UNIQLOCKとは、ユニクロが07年からウェブ上において展開しているグローバルキャンペーンであり、08年の世界三大広告賞全てにおいてグランプリを獲得した日本発のウェブ広告である。本論文ではUNIQLOCKが成功した要因を、「表現と仕組みの両方に『拡散』が意識され、的確なブロガーインサイトがなされた点」「『美意識ある超合理性』というユニクロのアイデンティティが、日本のものづくりの緻密なイメージを付与するかたちで表現された点」「機能的で美しいブログパーツを選択するという行為が、ユニクロの洋服を選ぶという行為そのものであり、生活者がブランド価値を能動的に体験できた点」と大きく分けて3つ指摘し、それらを論証した。近年、ウェブ広告が一過性のキャンペーンに陥りがちである中、UNIQLOCKは非常に効果的なブランド広告であった。それはUNIQLOCKが「機能を含んだエンターテイメント」であり「消費されない表現」を実現したからであるといえる。
講評 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、広告表現、新しいメディア、キャンペーン、ブランド、文化、地域・都市、環境などバラエティに富んだものです。これらのテーマに関して、オリジナルな視点で具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、ゼミ生がゼミにおいて実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告を企画・立案した経験に立脚して書かれた力作論文です。広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといったようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。
キーワード1 UNIQLOCK
キーワード2 グローバル・ブランディング
キーワード3 ブログパーツ
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