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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | 主婦向け雑誌の変遷にみる主婦像の変化の過程 |
内容 | ファッション雑誌の中で近年創刊が目立つのが「主婦向け雑誌」である。主婦とは思えないような若々しい格好をした主婦が雑誌に載っており、節約術、料理レシピなどが載った「生活感の漂った生活情報誌」という主婦雑誌とは違う雑誌が増えた。主婦雑誌はいつ頃から変化していったのか、その変遷を背景と共に考察していく。主婦向け雑誌の起源は1885年の『女学雑誌』に始まり、その後戦後四大婦人雑誌が誕生し戦後〜1970年代頃まで主婦に圧倒的人気を持つが、1990年代には除々に衰退し、全てが休刊、廃刊となる。女性が社会進出する事が当たり前となっていった90年代以降、主婦である事を強調しないスタイリッシュなファッション誌が相次いで創刊された。中でも影響力を持つ雑誌が1995年創刊の『VERY』(光文社)である。その後40代、50代向けの雑誌も増えており、今後更にファッション誌において、主婦の力は大きくなっていくだろう。 |
講評 | 研究課題は、教師の授業を参考にしつつも、あくまで自分で選択するものである。その選択の視線にも、勉学の主体性が問われる。イケメン・ブームやドメスティック・バイオレンスなど、各自の研究課題自体が、時代を如実に反映しており、社会学部の卒論として、まさに社会を読むにふさわしいものとなっている。また、難しくて取り組みにく明治、大正のメディアについても、卒論で取り上げてくれた学生がいたことは喜ばしい。 |
キーワード1 | 主婦 |
キーワード2 | 雑誌 |
キーワード3 | VERY |
キーワード4 | ファッション |
キーワード5 | |
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