詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | 「婚活」ブームとメディア |
内容 | 私は、最近話題になっている「婚活」ブームを、書籍、新聞、TVドラマ、情報番組の4つの視点から分析した。まず、山田昌弘氏と白河桃子氏共著の書籍『「婚活」時代』で「婚活」という言葉が世間に広まった。「女性は積極的に狩りにでよ」、「男性は自分磨きをせよ」というインパクトのある見出しで話題を呼び、新聞に書籍の紹介記事が掲載されるようになった。そして次に、中居正広主演のTVドラマ『婚カツ!』の放送が始まる。婚活が巻き起こす様々な恋愛模様や登場人物の成長に加え、区役所の職員による婚活ビジネスがさびれた商店街を復活させるという内容が盛り込まれたドラマであった。その後、プロ野球の球団による婚活シートの企画や、市町村や結婚相談所主催の婚活パーティが盛んになるようになり、その様子は情報番組でしっかりと伝えられた。人と人との出会いや繋がりの大切さを伝え、又一方で婚活ビジネスによって地域活性化をもたらしたこの「婚活」ブームは、不況に喘ぐ現代人の希望の光になったのではないだろうか。 |
講評 | 研究課題は、教師の授業を参考にしつつも、あくまで自分で選択するものである。その選択の視線にも、勉学の主体性が問われる。イケメン・ブームやドメスティック・バイオレンスなど、各自の研究課題自体が、時代を如実に反映しており、社会学部の卒論として、まさに社会を読むにふさわしいものとなっている。また、難しくて取り組みにく明治、大正のメディアについても、卒論で取り上げてくれた学生がいたことは喜ばしい。 |
キーワード1 | 婚活 |
キーワード2 | 『「婚活」時代』 |
キーワード3 | 『婚カツ!』 |
キーワード4 | 婚活ビジネス |
キーワード5 | 合コン |
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