詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 浅野 健一 |
タイトル | 「自死を報じる意義と、その予防に有効な報道の考察」~2006年の“いじめ自殺”報道を参考に~ |
内容 | 本研究は、第一に自死報道における問題点を明確にし、第二に自死報道の指針を打ち出すことを目的とする。 第1章では、自死の定義とその現状について述べる。また、それらに対する社会の取り組みについても言及する。 第2章では、自死とマスメディアに関して論じる。自死のニュース価値を検証し、自死報道の問題点について述べる。そして自死報道が自死者数や、その内訳に何らかの影響を与えうることを論証し、さらに、WHOの『自殺報道ガイドライン』と研究者や活動家が論文の中で発表した提言を紹介する。 第3章では、2006年10月の“いじめ自殺”報道に関する新聞記事に見る自死報道の問題について論じていきたい。2006年の“いじめ自殺”報道においては、その第一報で児童生徒の書いた遺書や、自死方法について詳しく述べる傾向があった。これらの記事は、自死の群発の引き金となる可能性がある。それらの記事の問題点を検証する。 第4章では、研究者や活動家への聞き取り調査から見えた、自死報道のあり方を論じる。 第5章では「自死報道指針」を策定する。「何を報じるべきか」そして「何を報じるべきでないか」についての最終的な項目と、その理由を述べる。 |
講評 | |
キーワード1 | 自殺報道 |
キーワード2 | いじめ |
キーワード3 | 自殺 |
キーワード4 | WHO |
キーワード5 | ガイドライン |
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