詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 浅野 健一 |
タイトル | こんにゃくゼリーによる窒息事故にみる報道のあり方と責任の在処―製造物責任か消費者の過失か― |
内容 | 「こんにゃくゼリー」といわれる商品が誕生して約18年。これまでに同様の商品を喉に詰まらせた窒息死亡事例が17件。業界トップシェアを誇る『蒟蒻畑』の製造会社マンナンライフ社は2008年、行政の呼び出しを受け最終的に一時製造中止を決定した。 こんにゃくゼリーを原因とする窒息死に関する報道は、どれも死亡した小児や高齢者の保護責任を有する人物寄りであり公平ではない。またマンナンライフ社は事例に対し誠実な改善対応をしており、そうでない他社類似品の責任を転嫁される形で製造中止に追い込まれたとも考えられる。その原因である報道を取り上げることでマスコミの不十分さを示唆し、どうあるべきかを論じる。また行政の圧力は非常に悪質であり、その横暴さを明示する。 消費者の言動・モラルの低下が最大の問題点であるとした上で、『蒟蒻畑』を原因とする起訴事例を詳細に調べる事により、死亡発生に関する“本当の責任”とは何かを提示する。本論文が同様の事例を繰り返さないために、消費者が責任を問うばかりでなく自らの行動を顧みるきっかけになればと思っている。 |
講評 | |
キーワード1 | 窒息死 |
キーワード2 | こんにゃくゼリー |
キーワード3 | マンナンライフ社 |
キーワード4 | 消費者庁 |
キーワード5 | |
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