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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | メディアが描くオタク文化像 犯罪とサブカルチャーの関係をどのように報道してきたのか? |
内容 | 本論は過去から現在にかけてメディア上(おもに新聞)でオタクがどのように報道されてきたのかについて、そして現状からオタクはどうすべきかについてまでを述べたものである。オタクという言葉は最近では広く一般的な言葉であるが、発生当初からネガティブな意味を含んでおり、そのイメージは払拭されていない。とくにそのネガティブイメージを植え付けたのが1988年の宮崎事件であった。これ以降現在に至るまで、不可解な事件はオタクという言葉とともに語られるようになった。ゲームやテレビが実際に犯罪に影響するかは不明瞭であるにも関わらず、新聞紙上では根拠のないオタクバッシングが行われている。しかしそのオタクバッシングも最近では減少しており、逆にオタクたちによる「オタクバッシング」バッシングという動きが見られるようになってきた。しかし現状のオタクたちの方法は有効とは言えない。オタクとメディア以外の第三者がこの動きをどのように受け止めるかを考えて、オタクたちは意見を述べることがイメージの改善には効果的であろう。 |
講評 | 新聞がオタク、あるいはメディアに掲載されたオタク文化を、どう評価し扱ってきたかを検証した論文。とりわけ犯罪事件との関わりを重視して、その当時の新聞報道のあり方を、またその変化をあぶりだしている。資料を重視して提示している点はよい。しかし、その資料をどうとらえるかという分析の視点は、まだ検討の余地がある。 |
キーワード1 | オタク |
キーワード2 | オタクバッシング |
キーワード3 | メディア |
キーワード4 | 宮崎勤 |
キーワード5 | |
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