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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 観光都市京都の「古都」イメージと景観問題 |
内容 | 皆は京都に対してどういったイメージをお持ちだろうか?おそらく、落ち着いた、趣のある、日本らしいといったものが出てくるのではないだろうか?これこそが、京都を今の姿へと構成していった大きな要因となる「古都イメージ」なのである。この「古都イメージ」は景観問題や多くのメディアが京都を取り上げるにつれ、徐々に人々の中で定着してきた。そして言うなれば、京都の町はこの「古都イメージ」に沿って作りかえられてきたという側面もある。この古都イメージは京都の発展に不可欠であるが、一歩間違えれば京都の町を観光化されたテーマパークへと貶めてしまう可能性がある。本論文ではこの古都イメージが京都内外の人々に定着してきたことを通してメディアと観光の結びつきを、またそれまでの過程、問題点、そしてこれからの古都イメージはどうあるべきか?それ踏まえての京都観光のあり方は?京都の観光メディアの在り方は?という点などを論述していく。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | 観光メディア |
キーワード2 | 古都イメージ |
キーワード3 | 景観問題 |
キーワード4 | 京都 |
キーワード5 | |
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