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学科 メディア学科
年度 2009
ゼミ名 渡辺 武達
タイトル 関西地方のワイドショーに見る地域性とその役割
内容 主婦にとって昼ごろから夕方にかけては家事の合間の休憩時間である。そこに放送されているのがワイドショーである。ワイドショーは幅広い情報を扱う番組である。私は特にローカルワイドショーについて分析を行うことで、ローカルワイドショーが持つ独特のやわらかい空気の中にしっかりとした視聴者に地域社会を認識させるという目的があるということを実証した。このように視聴者の生活に近づいた報道は、視聴者の意識の部分に地域社会の存在を訴えかけている。これは、新しい形の地域貢献であり、地域としての連帯感を生みだしている。この番組は、全国ネットのワードショーとローカルワイドショーのそれぞれにしかできない役割を生み出し、差別化させることに繋がっている。
講評  メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。
キーワード1 社会
キーワード2 参加
キーワード3 地域性
キーワード4 関西
キーワード5  
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