詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 韓国ドラマの受容研究 ~韓流が魅了するもの~ |
内容 | 今まで文化の担い手として注目されることがなかった中高年女性、そしてどちらかというとネガティブなイメージのあった韓国という国、それらが作り出した「韓流」というひとつの文化について、過去と現在を区別し研究する。2004年マスメディアを騒がせた冬ソナブームは単に『冬ソナ』の純愛ストーリーが女性たちの心を掴んだのだろうか。私はもっと深いところに基づくのではないかと考え、女性たちの抱えるマスメディアや日本に対する不満等、前半はファンの研究を中心に冬ソナブームの真相を探る。 そして後半は韓国ドラマが一過性に終わることなくこうして5年以上たった今も愛されている魅力は何かについて、現在見られている韓国ドラマを分析し研究する。その作品だけでなく、言葉、音楽、俳優、文化、歴史と構成するすべてがその魅力となり、それがさらに熱狂的なファンを生み出していく。そういった無限大に広がる韓国ドラマの魅力を研究する。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | 韓流ファン |
キーワード2 | 冬のソナタ |
キーワード3 | 中高年女性 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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