詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | 情報技術の発展についての考察 ~全員参加社会の成立は可能なのか~ |
内容 | 情報技術の発展をテーマに、今後いかにしてメディアが民主制を支え、全員参加社会を実現させていくことができるかということを論じている。 政治面、経済面、二つの面での全員参加社会をいかにして実現するかについて説いており、第一章、第二章では、メディアが政治面においての民主化にどのようにして貢献していくことができるのかということについて述べている。情報技術の恩恵により、民主制をより進めていくことができるのではないかと論じ、情報格差をなくすことが必要なのではないかということを提言している。 第三章では、経済面で高齢者が社会に参加することができないという現状と、今後の高齢者の増加を想定し、情報技術を用いて、仕事がしたくても身体的な理由等から働くことができない人でも社会に参加できることができるのかということについて述べている。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | 民主制 |
キーワード2 | 情報格差 |
キーワード3 | 全員参加社会 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |