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学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | アニメは日本の文化になりえるか ~消費スタイルと日本の現状~ |
内容 | 今、アニメバブルがはじけ右肩上がりだったアニメ産業の売り上げが落ちてきている。そこで、今後アニメを日本文化として地位を保ち、質を上げて守っていくにはどうすればよいのか。そもそもその価値があるのか、ということをこの論文では論じている。この論文では主にアメリカでの消費スタイルから、今後世界に向けてどのような作品を作りどのように売り込んでいくのかをデータや現状を読み解き、自分なりの方法を考えた。漠然と日本のジャパニメーションが人気であるというが、具体的にどのような作品がどれくらいの規模で評価されているのか、そして、アニメや漫画を日本の文化の一つのコンテンツとして高めていくためにはどういった問題があり、どう改善し、どういった作品を発信していくべきなのかを明らかにした。ビジネスの面で厳しい状況にある今だからこそ、批判的な切り口から考察した。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | ジャパニメーション |
キーワード2 | コンテンツ |
キーワード3 | 日本文化 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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