詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | テレビと家族の団らんの研究 ~家族で視聴されてきた番組の歴史とこれから~ |
内容 | テレビ放送が開始され、テレビが日本中の家庭に普及し、家族でのテレビ視聴という習慣がうまれた。さらに、テレビを取り巻く多くの変化から、家庭でのテレビの見方は様々な形に変化していった。では、視聴率の低下などテレビ離れが進んでいると言われる現代において、家族でテレビを共に視聴することで家族団らんの時間がより充実したものになるというテレビ普及時からのテレビと家族団らんの関係は、変化してしまったのだろうか。本稿では、テレビと家庭の関係の変化を振り返った上で、「日本PTA全国協議会の調査」などから現在の家族の団らんがテレビを必要としているという事実を考察した。そして、家族視聴が最も盛んである日曜日の夜のテレビ番組の歴史(『サザエさん』と『日曜劇場』)から、今後さらに家族を対象とした番組作りをすることにより、あらゆる世代が集まる家族の団らんのきっかけになることがテレビの役割なのであるという結論を得た。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムである。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の円滑化がどのようにして社会の民主化に貢献できるかということである。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | 家族の団らん |
キーワード2 | 日曜日の夜の番組 |
キーワード3 | 家族視聴 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |