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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | ソーシャルメディアの研究 ~ソーシャルメディアはマスメディアの敵か~ |
内容 | 本稿では、近年社会的な広がりを見せるソーシャルメディアでの情報伝達にスポットを当てる。ソーシャルメディアのとはどういうメディアで、既存のマスメディアとの違いは何か、なぜ人々はソーシャルメディアを使うのかを分析し、マスメディアを含めたメディア業界全体の未来像を考えたい。まず第1章でソーシャルメディアの仕組みや特徴について述べ、第2章でその隆盛の背景について考察する。第3章ではソーシャルメディアによって引き起こされた変化について述べている。そして第4章から第6章にかけて、マスメディアとソーシャルメディアは互いにどう影響を及ぼし合いながら発展していくかを考える。私の考えでは、ソーシャルメディアはよく語られるような「マスメディアの敵」ではない。今後は、ソーシャルメディアの良い部分を上手く取り込み、マスメディアにも成長と復権の余地はあるという結論で結んでいる。 |
講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムで、それらは学部から大学院博士課程後期まで共通している。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の研究を通して社会の民主化に貢献するためのいとぐちをつかむことがメディア学の最終目標である。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
キーワード1 | ジャーナリズム |
キーワード2 | スモールワールド |
キーワード3 | ソーシャルメディア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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