詳細
学科 教育文化学科
年度 2013
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 観光とまちづくり――観光客と地域住民の交流に着目して
内容  本稿は、市民が主体となった観光まちづくりによってもたらされる観光客と地域住民の交流に着目し、観光の意義と観光まちづくりの方針を明らかにすることを目的とする。第1章では、観光の成り立ちを明らかにした上で、観光客と観光の担い手となった地域住民に注目して考察を行った。第2章では、東京特別区(台東区)と京都市の観光まちづくりの共通点から、観光まちづくりの方針を示した。第3章では、地域の観光まちづくりにおける地域固有の価値、さらに、地域観光が人々に与える影響から観光の意義を考察した。観光まちづくりの方針は、地域固有の資源を活かし、市民が主体となることである。こうした観光まちづくりは、地域固有の価値を媒体として観光客と地域住民の交流をもたらす。地域固有の光を観せること、またその光を観ることを通じて、地域の光を共有することこそが、現代における観光の意義である。
講評  地域の市民によるまちづくりとの関連で、現代の観光のあり方について論じている。台東区と京都市を事例として取り上げている。固有の資源、地域住民、交流といった観光の要素を取り出して明らかにしている。今後は、こうした理解のもとに地域観光を推進する具体的なプランを考案することが課題となるであろう。
キーワード1 観光まちづくり
キーワード2 交流
キーワード3 地域固有の価値
キーワード4 市民協働
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.