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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | ハズラット・イナヤート・ハーンの教育論――スーフィー的人間形成について |
内容 | 本論文では、スーフィー界におけるムルシド(師)の一人であったハズラット・イナヤート・ハーンの教育論(1882-1927)をとりあげ、彼の教育論を明らかにするとともに、スーフィズム思想との結びつきを検討する。その際には、スーフィズムという多様に分化している神秘主義思想において、ある程度共通すると考えられる思想や、イナヤート・ハーン自身が述べているスーフィズム思想が彼の教育論にどのように反映されているかということに焦点を当てる。 第1章では、スーフィズムという思想の位置づけや、特徴について述べる。そしてイナヤート・ハーンのスーフィズムの特色についてもここで紹介する。第2章では、イナヤート・ハーンの教育論がどのようなものであったかについて、先行研究を交えながら、発達の各年期ごとに考察する。そして彼の教育論の実践についても紹介する。第3章では、霊的的発達の生涯学習的側面にふれ、第2章で紹介した彼の教育論の中にどのようなスーフィズム的要素が見られるかということについて考察をす る。 |
講評 | この論文は、インド生まれのスーフィーの師であり、欧米にスーフィズムを伝えたハズラット・イナヤート・ハーンの教育論をとりあげ、その内容と、スーフィズム思想との関連が考察されている。日本では紹介のなされていないイナヤート・ハーンの英文原典をていねいに読み解き、詳しい考察がなされており、高く評価できる内容になっている。 |
キーワード1 | スーフィズム |
キーワード2 | スーフィー |
キーワード3 | ハズラット・イナヤート・ハーン |
キーワード4 | 人間形成 |
キーワード5 | |
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