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学科 教育文化学科
年度 2016
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル アラン、ヒルティ、ラッセルによる幸福論の比較研究
内容 本論文は、アラン、ヒルティ、ラッセルの幸福論を比較し、人間の幸福について考察するものである。各々の主張は特徴的であり、なおかつ明確な違いがある。三人に共通するのは、決心をした後に必ず行動に移さなければならないという点である。幸福とは目に見える地位や名誉ではなく、目の前の出来事にどれだけ有意義に取り組めるか、言い換えれば、生き方の問題である。それに着目する上で本研究では「労働」と「趣味」という二つの柱を立てた。生活は「すべきこと(労働)」と「したいこと(趣味)」の連続で、その取り組み方が幸福に直結する。また、幸福という掴みどころのない言葉は、そのために散漫な話題でもあるため、それら二つの視点からアプローチした。そして、労働と趣味を含む人間のすべての行動を包括する取り組み方を「意思」と定義し、そのあるべき姿を考察した。いかにして「労働」と「趣味」に向き合うべきか。「意思」はどのようにあるべきか。延いては、幸福とは何かを考察した。
講評 本研究は、アラン、ヒルティ、ラッセルによる三つの有名な幸福論を比較考察したものである。「労働」と「趣味」という二つの柱を立てて幸福論を読み解き、独自の考察を展開している点で高く評価できる。
キーワード1 アラン
キーワード2 ヒルティ
キーワード3 ラッセル
キーワード4 幸福論
キーワード5  
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