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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 自己形成における他者と自己の関係性 |
内容 | 本論文では、自己形成においての他者の存在が一体どのような位置にあるのかということを研究し、情報化が進む現代においてそれがどう変化してきているのかについて考察した。 第1章では、まず自己の成り立ちをフロイトやミードらの思想から述べ、その自己が他者によって如何に裏付けられた存在かを論じた。第2章では、人間だれしもが持つ「欲望」という点から、他者が自己にとってどれ程重要な役割を担っているかを述べた。第3章では、急速な情報化が進む現代で、インターネットやSNSの登場によってコミュニケーションの形の変化が起こり、それまでの自己形成にどのような影響を及ぼしたかということを明確にした。元来、自分の悪い面を意識する傾向の強い日本人にとって、他者からの認識と自己認識のズレ、また情報化社会におけるコミュニティの拡大や自由化、コミュニケーションの間接化が他者との距離感を掴みづらくさせていると考えた。 |
講評 | 本研究は、自己形成における他者存在の意味をとりあげ、さらに情報化社会における自他関係の変化にまで言及したものであり、とくに昨今のコミュニケーション様式を解明しようとしている点で評価できる。 |
キーワード1 | 自己 |
キーワード2 | 他者 |
キーワード3 | 欲望 |
キーワード4 | コミュニケーション |
キーワード5 | 情報化社会 |
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