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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル アドラー心理学にもとづく「共同体感覚」を育む教育
内容 本論文は、アドラーの個人心理学の理解を深め、その中でもアドラーが重要視した「共同体感覚」を育むための教育方法を考察することを目的としている。共同体感覚とは、他者に関心を持ち、相手の立場になって共感することである。また、人の優越性を有益な方向へと導く「子どもの正常性のバロメーター」といえる。この共同体的感覚を学校で育むために、クラス会議やオープン・カウンセリングなど、競争原理を捨て、協力原理にもとづくクラスづくりが効果的である。
第1章では、アドラーの生涯と、個人心理学の中でも特にアドラーが大切にした共同体感覚について、理解を深める。第2章では、学校教育における共同体感覚の重要性と、共同体感覚を育む教育法を取り上げ、学校へどのように生かせるかを考察する。
講評 本論文は、アドラー心理学における共同体感覚の意義を論じ、それをさらに教育実践と結びつけたものである。共同体感覚をめぐって多角的に考察している点が評価できる。
キーワード1 アルフレッド・アドラー
キーワード2 個人心理学
キーワード3 共同体感覚
キーワード4 協力原理
キーワード5  
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