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学科 教育文化学科
年度 2022
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 「生きる意味」を考える道徳教育 -V.E.フランクルの思想から-
内容 本論文では、第二次世界大戦期にアウシュヴィッツ強制収容所に収容されてなお、生きる意味を見失わずに在り続けたヴィクトール・エミール・フランクルの思想を出発点として「生きる意味について考える道徳教育」について論じる。第1章では現代の道徳教育の概要ついて論じる。道徳において扱いにくいスピリチュアル教育について、その価値や意義といった視点を中心に論を進める。第2章ではフランクルの生涯とその思想を扱う。現代社会で求められている道徳教育にとって手がかりとなる彼の思想を取り上げる。第3章では道徳教育におけるスピリチュアル教育とフランクル思想との関連を考察する。フランクル思想に基づく道徳教育の先行事例をふまえた上で、筆者の視点に基づく新たな道徳教育の実践例を論じる。またスピリチュアル教育の注意すべき点についても触れる。
講評 本論文は、ヴィクトール・フランクルの思想をもとに、道徳教育を、生きる意味にかかわるスピリチュアリティ教育として考察したものである。道徳教育におけるスピリチュアリティの観点、フランクル思想の特徴を吟味したうえで、生きる意味に関する道徳教育の実践案を提出している。本論文はフランクル思想を学校教育のなかに具体的に導入していく可能性を開いており、すぐれた研究になっている。
キーワード1 フランクル
キーワード2 生きる意味
キーワード3 道徳教育
キーワード4 道徳授業案
キーワード5 スピリチュアリティ
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