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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 野口晴哉の潜在意識教育について |
内容 | 人間の意識には、自覚できる「顕在意識」と自覚できない「潜在意識」が存在している。人間が自覚できる意識は意識全体の 5%?10%であり、人間は 90%?95%の自覚できない潜在意識によって生活を送っていると言われる。その潜在意識の基礎は幼児のころにつくられるものである。本論文では、「潜在意識教育」を提唱し実践していた野口晴哉を取り上げて考察する。野口によれば、潜在意識教育とは潜在意識の方向を示し、潜在意識内に意欲を喚起し、健康の増進をはかるものである。第 1 章では、野口晴哉の人物紹介をしたのち、野口のいう潜在意識のはたらき、乳児期における潜在意識の方向づけについて考察する。第 2 章では、潜在意識と暗示の関係性に着目し、暗示のはたらき、暗示の身体への影響、自己暗示について考察する。第 3 章では、叱言と暗示の関係性を取り上げ、叱言の言い方、本来の叱言とは何かを考察する。 |
講評 | 本論文は、いわゆる「野口整体」をつくりだした野口晴哉をとりあげ、野口が重視した「潜在意識教育」を考察したものである。野口の潜在意識教育論は重要であるにもかかわらず、教育学のなかではほとんど研究されたことがない。本論文では、意識の構造、他者からの暗示や自己暗示による潜在意識への条件づけ、不適切な暗示の解消、そして叱言の適切な与え方などが論じられており、野口の潜在意識教育論の理解が深められている。 |
キーワード1 | 野口晴哉 |
キーワード2 | 潜在意識教育 |
キーワード3 | 暗示 |
キーワード4 | 自己暗示 |
キーワード5 | 叱言 |
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