社会福祉学科3回生学生委員会学生委員長・森三四郎
2010年12月9日同志社大学今出川校地新町キャンパス育真館で、社会福祉学科学生委員会主催イベント「車椅子バスケットを体験しよう」が行われました。本イベントは車椅子バスケチームである、「京都UPS」さんと「LAKE SHIGA」さんによるご協力のもと、同志社大学の学生に「福祉を身近に感じてほしい」という学生委員会の思いを形にしたものです。
(同志社大学今出川校地新町キャンパス育真館)
◊学生委員会とは
社会学部社会福祉学科3回生の、各ゼミの有志によって構成された団体です。新入生を対象としたフレッシュマンキャンプの運営や卒業論文の冊子作成などを通じ、社会福祉学科に在籍されている皆様の学生生活をお手伝いしています。また、学生委員会では秋学期、「福祉を知ってもらおう」というコンセプトのもと、座談会や講演会といった大きなイベントを開催しています。
「今年のイベントは何をすべきか」「福祉をどのように伝えるべきか」学生委員同士の綿密な話し合いの結果、「車椅子バスケ」というスポーツに焦点をあててみてはどうだろう?という意見でまとまりました。「障がい者」と「健常者」という壁をつくらないスポーツである、車椅子バスケには「同じスポーツをみんなで楽しめる」という魅力があります。
◊京都UPS・LAKE SHIGA紹介
今回のイベント「車椅子バスケットを体験しよう」は「京都UPS」、「LAKE SHIGA」二つの社会人車椅子バスケチームによる全面協力のもと、実現した企画です。ここでは両チームの紹介を各団体のHPより簡単にさせて頂きます。
- 京都UPSチーム紹介
- 昭和63年の京都国体を期に、京都UPS(アップス)というチーム名で活動を始めました。
この名前は、当時鳴滝養護学校の生徒さんが名付けてくれた名前で、「向上する人たち」という意味で付けてくれました。その名前に負けないよう、向上心を持って頑張っています。
私たちが長年楽しんできた車椅子バスケットボールというスポーツの魅力を、少しでも感じてもらえたらと思います。
最近では徐々にルールも変わり、健康な体の人も一緒に楽しめるスポーツと変化してきています。
良ければ僕たちと車椅子バスケットボールを楽しみませんか。
- LAKE SHIGAチーム紹介
- LAKE SHIGA バスケットボールクラブは、滋賀県にある車椅子バスケットボールチームです。
滋賀県・京都市からホームコートである県立障害者福祉センターに集まって日本選手権出場を目標に週2回練習しています。
車椅子バスケットボールは体育館のコートの上をひとつのボールを追いかけ、ゴールを狙って走り回り、時には車椅子が浮くほど激しくぶつかり合うスピードと迫力のあるスポーツです。現在、お手伝いしていただけるマネージャ―と選手を募集中です。
◊スケジュール
14:00 ~ 14:15 | イベント開始、学生委員会による講演(15分) |
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14:15 ~ 14:45 | 京都UPS、LAKE SHIGAによる講演(30分) |
14:45 ~ 15:00 | 休憩(15分) |
15:00 ~ 15:40 | 車椅子バスケ体験(練習)(40分) |
15:40 ~ 16:30 | 車椅子バスケ体験(試合)(50分) |
16:30 ~ 16:50 | 京都UPS、LAKE SHIGAによる試合(20分) |
16:50 ~ 17:00 | まとめ、イベント終了(10分) |
当日スケジュールは上記の通りです。京都UPSさん、LAKE SHIGAさん、お越し下さった皆様のご協力のもと、イベントは大変スムーズに進行致しました。
京都UPSさん、LAKE SHIGAさんによる講演は車椅子バスケのお話はもちろん、ご自身の障がいや車椅子での日常生活、他にも様々なお話をして下さいました。お越し下さった皆様の真剣な表情がとても印象に残っています。
「想像以上に車椅子をこぐのが疲れる」「思い通りに進まない」「慣れたらスピードが出せる」「楽しい」車椅子バスケ体験をされた方々全員が様々な思いをお持ちになったことでしょう。
試合は4チーム、A・B・C・Dに分かれて行われたのですが、敵味方関係なく応援の嵐でした。本イベントは12月上旬、とても寒い中行われたのですが、お越し下さった皆様の熱気に包まれた会場は熱く、とても盛り上がりました。優勝されたCチームの皆様、おめでとうございます。
京都UPSさん、LAKE SHIGAさんによる試合は圧巻の一言でした。車椅子が激しくぶつかり合う音、ルーズボールを必死に追う姿、ボールがゴールリングに吸い込まれる時の一瞬の静けさ、「かっこいい」「すごい」「激しい」会場におられる皆様の思い思いの気持ち、応援の言葉、全てがとても熱かったです。
◊イベントが終わって
イベント終了後、参加された方、数人に感想をお聞きしました。「想像以上のおもしろさだった」「また来年、開催してほしい」「最高だったよ」皆様の嬉しそうな笑顔が忘れられません。このイベントに携われたことを誇りに思います。本イベントが少しでも「福祉」を知っていただくきっかけになれば幸いだと学生委員、全員が思っております。
最後となりましたが、本イベントを開催するにあたりご協力して下さいました京都UPSさん、LAKE SHIGAさん、社会福祉学科の教員方、会場にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。総勢15名の学生委員会を代表しまして、お礼を申し上げます。
京都UPSさんとLAKE SHIGAさん
京都UPSさんとLAKE SHIGAさんによる講演
車椅子バスケ体験・学生による試合
京都UPSさんとLAKE SHIGAさんによる試合
試合後